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「人は死んだらどうなるの?」子どもに聞かれた時にした5つのこと

こんにちは


広島市安佐南区で心のしくみを

お伝えしているアベミユキです。



今日は子どもの


『人は死んだらどうなるの?』


という問いに私がどう対応したかを


お話したいと思います。



まずは次男の紹介をします。


彼は生まれ持った気質から 繊細で


とても考えが深く『死への恐怖』で


メンタルが不安定になる事が度々ありました。



「人は死んだらどうなるの?」


と年中さんの時から考えていて


怖くて一人でトイレに行けなくなったり


夜は私にしがみついて寝たりしていました。




私自身も小さい頃、夜 消灯した時に


部屋の隅にできる暗闇に「死」を感じて


とても怖い時期がありました。



「幽霊がそこにいるかのような恐怖心」と


似ていて、部屋の隅の深い深い闇に


のみこまれそうで 心の底から湧き上がる


強い恐怖心でパニックになっていました。




そんな時は横に寝ていた父の体に


顔を強く押しつけながら しがみつくと


落ち着いて眠れました。



そして何日かすると いつの間にか


忘れていきました。



しかし次男は私より繊細で


一緒に寝るだけでは落ち着きませんでした。


どう対応したら良いのか分からなくなり


人に聞いたり ネットで検索したりしましたが 


見つからなかったので


自己流で思いつく限りの事を実践しました。




中でも保育園の先生の言葉に救われ


『死』に対してだけでなく、


子どもが成長して社会に出た時にも


役に立つ考え方として


今でも私の子育ての軸になっています。



1.抱きしめる


寝かしつけの時は次男にピッタリと


ひっついて抱きしめました。



すると、落ち着いて眠りにつきますが


1ヶ月以上 経っても恐怖心を忘れることは


ありませんでした。




2.映画「リメンバーミー」で説明


「これは自己流でいくしかない」


と考え、思いついたのが 死後の世界を描いた


『リメンバーミー』という映画で


説明することでした。



「映画で見たんだけど、みんな死んだ後も


 楽しくしてるみたいよ」


そう話して映画を見せました。


すると、落ち着いた表情を見せたのです。




3.死ぬ瞬間の恐怖を和らげる

「死ぬ瞬間を想像して怖いのかも」


と思いつき

「動物って死ぬ間際は痛くないように


 気絶するらしいよ」(←本当か嘘かは未確認)



と話すこともありました。


しかし、落ち着いたと思っても


数ヶ月経つとまた同じ恐怖が襲ってきます。


何度も何度も同じことで つまずく次男に


「私の説明が上手くないから?」


「前回の対応は不正解だったんだ」


「不安を取り除いてあげられない私は
 母親として能力不足」


という自分責めの思いがでてきて


母親としての自信がなくなっていきました。





4.プロに相談


そこで私は保育園の担任の先生に


相談しました。


「何を説明しても しばらく経つと


 また死を怖がります。


 どんな説明をするのが正解なので


 しょうか?」


そう、私は正解を探していました。


「こう話せば子どもは怖がりません」


という特効薬を求めていたのです。



これは


「どうやったら子どもが私の思い通りに


 なりますか?」


という質問と同じ意味でした。


保育園の先生にも分かるはずありませんよね。



先生はやんわりと


「すみません。


 私にも正解は分からないんです」



と言われましたが、そのあとの言葉を


私は今でも子育ての軸にしています。





「これからおじいちゃんや親の死を


 経験することは決まっていて


 その度に『死』と向き合う事になると


 思います。だから



 『折れない強い心』を作るのではなくて

・『心が折れることがあってもいい』
  と伝えること

・『折れても自分で立ち上がる力』
  をつけてあげること




それを意識される方が大切だと思います」


と言われ、私はハッとしました。





5.転んでも立ち上がる力をつける


先生の言われる「立ち上がる力」は


「自分で自分の気持ちを切り替える力」


だと私は解釈しています。


その為に私が意識しているのは

・怖いという感情を持つことを否定しない


・次男が気持ちを言葉にできるように


 安心できる場を作る。


・言葉にした時はジャッジしない。




安心できる場=私が満たされた状態 


と思い次男ではなくて


自分自身にフォーカスして


彼を見守っています(完璧ではありませんが)




それから4年経ちますが、今でも


死を怖がる時期があります



しかし心のしくみを学び


「次男なら大丈夫」という軸を持って


いるので悩まなくなりました。



(1人でお風呂に入れなくなるので


「面倒くさい!」って思うことはありますが)




この『自分で立ち上がる力』は


『死』に対してだけでなく


人間関係で悩んだ時や社会にでて


心が折れた時 必ず次男の力になると


確信しています。




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私の経験やがあなたの子育てのヒントに


なると嬉しいです!

お読みいただき、ありがとうございます!



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