こんにちは。
アベミユキです。
今回は入学前に学校生活の予行演習をした
お話をします。
次男にとって「見通しが立つ」ことは
安心につながります。
それに気付いたのは保育園の
お泊まり保育でした。
日にちが近くなるとおねしょをするように
なりました。
そこで、家族で宿泊施設へ下見に
行きました。
長男はお泊まり保育の経験者。
「ここが入り口だよ」
「お風呂はみんなで入るよ」
「あっちに吊り橋があって
怖くて渡れんのんよ」
次男に説明してくれました。
一緒に吊り橋を渡る練習もしました。
「お泊まり保育で分からんことがあったら
オレに聞いて!」
次の日、保育園のお友達に話したそうです。
不安が自信に変わった様子。
おねしょもなくなりました。
この経験を入学準備に応用できないか。
考えた末に
「長男のクラスへ見学に行こう。」
そう頭に浮かびました。
しかし、ブロックする言葉が出てきます。
「こんなこと学校にお願いしても
いいのかな」
「わがままって思われるかも」
「次男の心」より「自分がどう見られるか」
を優先する言葉たちでした。
それに気付き
「私が大切なのは次男の心」
と考え直しました。
しかし、私はHSP(人一倍繊細)
「普通の人」がしないことをするのは
とても勇気がいります。
まずは、自分を安心させる行動から
始めました。
スクールカウンセラーや元教職員の友人に
相談し、「大丈夫」という言葉たちを
集めました。
入学説明会の前に一年生の授業を後ろから
見学する時間がありました。
しかし、次男は知らない人ばかりのクラスに
入ろうともしません。
その足で長男の担任へお願いに行きました。
「朝の会を見学させてほしい」
すぐに了承してくださいました。
数日後、長男と一緒に登校しました。
次男は大好きなお兄ちゃんとその友達と
歩くのが嬉しくておしゃべりが
止まりません。
教室に入るとクラスメイトが次男の周りに
集まってきました。
前日に先生から、次男が見学にくることを
聞いていたからです。
「可愛いー!なんて名前?」
「ランドセルはここに置くんよ」
優しく話しかけてくれます。
朝の会が始まるまでは運動場で
お兄ちゃん達とドッヂボールをして
一緒に遊びました。
教室に戻ると長男の横に机と椅子が
用意されていました。
次男の席です。
出席をとるために名前も呼んでくれました。
朝の会が終わる頃、次男は笑顔で教室の中を歩き回り始めました。
一年生の授業の見学では教室の中にも
入れなかった次男はそこには
いませんでした。
入学したら見守る長男がいる。
可愛がってくれるお兄さんお姉さんがいる。
困った時は助けてくれる味方がいる。
「次男なら大丈夫。」
この体験を通して、そう感じました。
全ての小学校が予行演習をさせてくれる
わけではありません。
しかし、繊細くんにとって入学前に
学校生活の見通しがたつことは
重要だと感じました。
私の体験があなたのヒントになると
嬉しいです。
アベミユキ