こんにちは。
広島市で心のしくみをお伝えしている
アベミユキです。
私も次男も繊細な気質です。
次男は環境の変化にとても敏感で
入学前後はチックや癇癪がでていました。
メンタルが不安定だった次男に対して
入学前にやって良かったことを紹介します。
1.チックを見守る
次男と同じ保育園の年長さんの多くは
チックの症状がでていました。
- 強めにパチパチと瞬きをする子
- 吃音の子
- 咳払いする子
- 顔を洗うように両手を上下にゴシゴシする子
- 手の平を舐め回す子(←次男)
- カエルの鳴き声のような音を出す子(←次男)
症状は様々でした。
病気に感染するリスクがあるので
手を舐めるのをやめるよう
何度も声をかけました。
しかし、息子はやめません。
チックの原因はストレス。
そう聞いてスキンシップをしたり
目を見て話を聞いたりと、
心のケアに力を入れました。
それでも、やめません。
「不潔。しつけができていないと思われそう」と、次男の気持ちより人の目を気にする自分
次男の心のケアができない自分
次第にそんな自分を責めていきました。
そこで、
「チックは自分を落ち着かせる行動」
と捉え直し、見守ることにしました。
すると、入学後にはいつの間にか症状は
消えていきました。
時間が解決することもある。
見守ることの大切さを感じた出来事でした。
2.通学路を歩く練習をするのは『朝』
次男には4歳上の兄がいます。
兄の反省点を次男に活かしました。
反省点とは、
入学前に通学路を歩く練習をした時間帯です。
長男のときは土日のお昼に歩きました。
- ひと気のない道
- 信号のない横断歩道
- 車のスピードが速いのに幅が狭い歩道
そして
- 近くの公園へ一人で行ったことがないのに20分かかる学校まで一人で歩かせること
- 何度歩いても、道を覚えられない息子
焦りと不安を感じました。
しかし、実際に入学すると
朝は小学校に向かう子ども達の流れがあります。
入学すると自然と道を覚えました。
横断歩道などの危険な所には
地域のボランティアさんが見守って
くださっています。
「平日の朝に歩けばよかった。」
そう思いました。
そのため、次男とは朝の登校時間に
小4の長男と歩きました。
大好きなお兄ちゃんとその友達と歩いて
嬉しそうでした。
入学への不安が楽しみに変わった出来事と
「繊細ちゃんにとって、小学校への入学は
高い壁です」
HSC(人一倍繊細な子ども)の講演会で
印象に残った言葉です。
実はこの日、学校にお願いして
通学路を歩いた後、長男のクラスに入り
朝の会までの流れを体験させてもらいました。
「普通のお母さんがしないこと」
をするのはとても勇気のいることでした。
それでも行動に移せたのは
「次男の入学へのハードルを下げたい」
「人の目より次男の心の方が大切」
そう思ったからでした。
「参観日以外の日に授業を見学しても大丈夫か」
スクールカウンセラーへ相談し、
事前に確認をしました。
そうやって「大丈夫」を集めて
自分を安心させながら行動しました。
次回は学校とのやりとりや
次男が朝の会まで体験した様子などを
お伝えします。
これから入学される方の
お役に立てますように。